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【願いが叶う「撫で牛」発祥!】牛天神北野神社を参拝しました

どうも、デンです。

今回は牛天神北野神社の参拝記録です。
当社は東京都文京区春日に鎮座する神社です。

以前、牛嶋神社の参拝記録を記事にしました。
牛嶋神社にも撫でると願いが叶う「撫で牛」があり、体調を崩した娘の快復をお願いするために参拝しました。
牛天神北野神社はその「撫で牛」発祥の神社、という情報を得たので今回参拝してきました。

denblog.hatenablog.com

 

由緒

境内掲示より
当社は寿永三年の昔、右大将・源頼朝御東国追討の時、此処の入江の松に船を繋ぎ和波を待つ。その間夢に菅神牛に乗りて現はれ、頼朝卿に二つの幸のあらんことを告げ、武運満足の後は、必らずや社を営み報ゆべしと託し給ふ。頼朝卿夢覚めて傍を見れば、一つの岩石ありて夢の中に菅神の乗り給ひし牛に似たり。依りて是を奇異とせしが、果して同年の秋頼家卿誕生あり。更に翌年には動かずして、平家を悉く退け国を鎮定せり。その報寶として此処に、御神を勧請ありて御神領等を寄進す。因て御創立はこの年元暦元年なりと云ふ。


浮世絵

当社境内にあった茶屋で、葛飾北斎富嶽三十六景「礫川 雪の旦(こいしかわ ゆきのあした)」を描いたことも知られています。

葛飾北斎
江戸時代後期に活躍した日本を代表する浮世絵師で、世界的にも有名。
富士山を題材にした「富嶽三十六景」や、弟子のためのお手本集として描かれた「北斎漫画」が代表作。
当時としてはまれにみる長寿で90歳まで生き、作品数は3万点にものぼる。

 

一之鳥居

住宅の間に「牛天神」の提灯がついた鳥居があります。
社号碑は大正4年の建立です。


二之鳥居

一之鳥居をくぐると石段があり、石段を登ったところに二之鳥居があります。
参道の正面に社殿があることが多いですが、当社は正面に社殿がないことがわかります。社殿は二之鳥居をくぐって右から回り込んだところにあります。
一之鳥居から二之鳥居の石段はかつては裏参道だったことから、こういった形になっています。


手水舎

梅の花から水が流れる手水舎でした。

◆天神様と梅の関係◆
天神様と呼ばれる菅原道真は梅が好きだったと伝わっています。京都にある道真の邸宅跡にも梅が植えられ、福岡の太宰府天満宮には6000本の梅の木があり、梅の名所のひとつです。

 

狛犬

社殿の手前に一対の狛犬が鎮座しています。
1809年の奉納で、阿型の狛犬は乳飲み子がいる珍しい形です。


社殿

玉垣に囲まれて鎮座しています。
拝殿前には神牛像があります。

 

ねがい牛

社殿の玉垣を入って左手に「ねがい牛」があります。
当社は撫でると願いが叶うと云われている「撫で牛」発祥の神社です。

◆ねがい牛由来◆
鎌倉時代源頼朝が当地にあった岩に腰掛けて休息した時、夢に牛に乗った菅原道真公が現れて「二つの喜びがある」と告げられました。
翌年にその喜びがあったため、頼朝がこの岩を奉り牛天神を創立しました。
以来、境内にある牛の形をした岩を撫でると願いが叶うと云われています。


境内社:太田神社、高木神社

社殿左手に合殿として鎮座しています。
高木神社は昔は貧乏神の黒闇天女(弁財天の姉)を祀っていましたが、近くに住んでいた貧乏旗本の窮状を救ってからは、福の神として庶民の信仰を集めるようになったという伝説が残っています。

◆福の神伝説◆
昔、小石川の三百坂のところに住んでいた貧乏旗本の夢枕に一人の老人が立ち「わしはこの家に住みついている貧乏神じゃが、居心地がよく長い間世話になっておる。そこで、お礼をしたいのでわしの言うことを忘れず行うのじゃ・・・」と告げた。
正直者の旗本はそのお告げを忘れず行うと、たちまち運が向きお金持ちになった。
以来、この「福の神になった貧乏神」の話は江戸中に広まり、今なおお告げは守られて多くの人々が参拝に訪れている。

 

御神木

拝殿前に大きな御神木があります。
木斛(もっこく)という名前です。

 

おみくじかけ

牛の形をしています。
右上には梅の花もあり、ここでも天神様らしさを感じます。

当社にも梅の木が植えられていましたよ

中島歌子の歌碑

社殿の向かいにあります。
明治42年に門下生によって建てられました。
中島歌子は歌人で、神社そばの安藤坂の歌塾「萩の舎」の主宰でした。
歌碑には「雪のうちに根ざしかためて 若竹の生出む としの光をぞ思ふ」とあり、訳は「雪の積つもった中で、深く根を入れている若竹が、すくすくと光り輝いて伸びている」だそうです。写真ではよく見えずすみません。

 

社務所

こちらで御朱印をいただきました。

色々な記念御朱印の案内が記載されています。

御朱印

トラ年だからか、牛ではなくトラの印が押されています。

 

所感

「撫で牛」発祥といわれる牛天神北野神社を参拝しました!
かつての裏参道が現在の表参道となっており、少し変わった配置の境内が印象的です。
牛嶋神社の撫で牛は完全に牛の形でしたが、当社の撫で牛は牛に似た形の岩でした。
今回もありがたく撫でさせていただきました。
境内社に祀られている福の神は関東では唯一ということなので、皆さんも願いを叶えるために参拝してはいかがでしょうか。

 

アクセス

住所
東京都文京区春日1丁目5番2号
東京メトロ丸の内線・南北線 後楽園駅 徒歩5分
都営三田線都営大江戸線 春日駅 徒歩7分